昨日の観戦もあり、今日の帰路は福島に途中下車し、母と少し懇親。
ランチをして、近況報告と、これからのアドバイスなんかを偉そうにしてみたりして、
小雪まじる福島の街をでる際に、ふと立ち寄った書店にてこの本を購入。

なんだか心を休めたい。

そんなつもりで本を探していたら、これが刺さった。

伊藤 淳子
心が安まる老子

さまざまな側面から辟易としているこの日常。

本来なら現状逃避に走ってもおかしくはないと思います。


それでも福島駅からこの本を片手に電車に乗り込んで、そして半分まで読むと熟睡しました。


以下、この書籍の一部引用です。


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第五十七章 大雑把でいこう


国を統治するには正々堂々と行い、

兵隊をつかうには、奇策を用いるのがよいと言われる。

しかし、

天下をとるためには

なにもしないのが一番だ。

なんでそんなことがわかるかというと、

次のようなことからわかったのだ。


あれをやってはだめとか

これをやってはだめという規則が増えると、

人々のやる気はどんどん失せる。

だからますます貧しくなっていく。

便利なものがトレンドとなると、

欲しがる人が増えて、

国が混乱する。


技術や技巧が発達すると、

実用的ではない、変わったものが

珍重されるようになる。

法律がきびしくなればなるほど、

泥棒や、法の網をくぐって悪事を働く者がでて、

罪人も増える。


リーダーとなる人は

無欲になり、

人々が豊かになることだけを考える。

リーダーとなる人が手を下さなければ、

人々は任せられたと思って、

自由に行動する。


リーダーが、

争いのない静かな社会を望めば、

人々は自ら、正しい行動をとる。

リーダーが、

つつがなく日々を送っていれば、

人は豊かに過ごすことができる。

リーダーが、

いろいろな欲望を持たなければ、

人はいるまでもついていく。


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この本はどの章をとってもうなづかせられ、

そして、振り返らされます。


さまざまな分野のかたがたにオススメです。