娘と私の間で、いくつかのタイミングがあります。
帰宅してある一定の時間が経過して、携帯のメールの鳴る音。
その音を聞くと、娘は
「あ、かさぼんから?」
と叫ぶのです。
そう、間違いなく笠井からの翌日のスケジュールのメール。
大抵一定のタイミングで笠井からメールがくることもあり、
そのパターンの繰り返しで、記憶したみたい。
今日も娘と戯れているとき、メールの音。
「ママ、かさぼんからのメールがきたよ!」
というので、みるとやはりそう。
「かさぼんからのメールがきたよん」
と伝えると、
「明日、かさぼんにも会えるかどうかお電話したーい」
というので、早速電話。
なにやら明日はかさぼんはいくのかどうか、会えるかどうか確認したかったらしい。
それよりもなによりも、娘自身自分が明日出向く行事と、かさぼんがイコールになっていることに驚かされた。
親としては、「まじすごい!」と驚いたのでした。
大体娘は21:30までしかおきていられません。
興奮しすぎると、22時まで及ぶことがありますが、今日はかさぼんと対等に話ができたせいか、
21:45までぎゃンぎゃンに騒いでいました。
そんな中、ふっと静まった瞬間、リビングの小さな窓から突風が入り込み、
その脇にあるサボテンがゆらゆらと揺れたのです。
「あ、22時すぎまでおきている子を探しに鬼さんがやってきたんだ!」
と私。
鬼が怖い娘としてはとてつもなく怖いらしい
「ママ、おうちの中の鍵、ぜーーーんぶみてきて。菜乃はベッドにいってお布団にくるまってじーっとしているから」
というのです。
これは今後も使えそう。(笑
そして小さな声で叫んでいるのです。
「鍵しめたら、早くベッドにきて」
頭までずっぽり布団にくるまり、寝息をたてはじめる娘。
「ねえ、今何時になった?」
「多分21時50分くらいじゃない?」
「もう鬼さんどこかへいった?」
「いったと思うけど、まだおきている三歳さんを探しにうろうろしていて、おへそだしたり、騒いでいる3歳さんのおしりを探していると思うからじぃーっとねんねしなさい」
というと、私の腕をぎゅっと握り、すやすやと眠るのでした。
そして、私といえば、また別の鬼=睡魔に誘われあやうく化粧をしたままベッドに吸い込まれてしまいそうな状況でした。やばやば....。
そんな親子のリミッターです。